フジ HD-M
定評のあるfujinon38mm 2.8レンズを搭載した、ヘビービューティーカメラHDシリーズの巻き上げ、巻き戻しがモーター駆動のモデルで、このモデルでは、水深2mまでの水中での撮影も可能です。
フィルム室の開閉も大きなロックが付いていたり、電池室の蓋も浸水しないような出来になっています。通称「タフガイ」。
昨年の春頃、キタムラのジャンク箱で500円で拾って、動作確認だけはしていたのですが、なかなか撮ろうと思わず、やっと年始の撮り始めで試し撮りしてみました。
試し撮りして、気になったのが、ファインダーの視野角が狭いな、ということです。先日紹介したOLYMPUS 35 EC2(42mm)よりも、何か狭いような気がしました。
基本的にこのカメラ、建設現場などの記録写真を前提に作られていると思いますので、L判プリントにして、フレームアウトしないようなファインダーなのだと思います。
あと、レンズ横のSELFランプが、セルフタイマーを使用しなくても、シャッターを切ると必ず点灯します。多分、現場でホワイトボードなどを現場の人に持たせての撮影で、フラッシュを焚かなくても、持っている人が撮影出来たと分かるように、との配慮だと思います。
しかし、街中でのキャンディットフォトでは、この機能は邪魔かなと思いました。
一つ間抜けだったのは、撮影していて、途中一度バッグにカメラを入れて、再度カメラを出して、シャッターを切ったら、シャッターが切れず、あれっ、と思ったら、セルフタイマーがONになっていた、というのがありました。
実は、1985年のグッドデザイン賞を受賞しているんですよね。機能美の追求ということなのでしょうか。
街中で使うと、ある種際立つカメラと言えるでしょう。
by naoki_hino
| 2015-01-17 06:01
| Camera